伊勢神宮

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伊勢神宮 いせじんぐう(三重)

理想郷の伊勢

日本の神社の中で最高格を誇る伊勢神宮。正式名称は、神宮といいます。
皇室の先祖であり、国民の総氏神である天照大神が祭神です。
もともと八咫鏡(やたのかがみ)(天照大神の御神体)は宮中にまつられていました。
約2000年前、崇神(すじん)天皇の代にて、勅命を受けた皇女・豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)が、大和の笠縫邑(かさぬいのむら)に奉遷します。
豊鍬入姫命の跡を継いだ垂仁天皇の皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)は、よりふさわしい鎮座地を求め、天照大神の御杖代となって日本各地を転々としました。
最終的には神託を受けて、現在の地、五十鈴川のほとりに皇大神宮(内宮)を建立したのでした。
さらにその約500年後に、丹波から豊受大神(とようけのおおかみ)が伊勢山田原へと遷されます。
これが豊受大神宮(外宮)の起源となりました。
 

20年に1度、すべて新調する大規模な祭り

式年遷宮とは、20年おきに内宮・外宮すべての社殿と、装束、神宝、鳥居、御垣、宇治橋に至るまでを新しく造り替え、本殿から新殿へと御神体を遷座させる、伊勢神宮の代表的な神事です。
33の祭りと行事があり、実に8年の歳月を費やします。
690年の初回以来、中断した期間はあるものの1300年以上にわたって続けられており、2013年には第62回が執り行われました。
そのため、唯一神明造と呼ばれる建築様式や衣装、調度品などが、当時のまま現代も忠実に再現されています。
ほかに年間1500回もの祭りを行います。
朝夕の二回、天照大神に神饌(しんせん)を供えるのが日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)。
その米、野菜、塩、土器などは御料地で古儀に則り作られています。
 神宮参りは昔から庶民の憧れです。江戸時代には、数100万人が訪れる「おかげまいり」という流行も起こりました。
 
伊勢神宮ホームページ 
https://www.isejingu.or.jp/