成田山新勝寺
約300畳の大本堂にて、不動明王の眼前で行う御護摩祈祷(おごまきとう)
盛大な節分の豆まきが毎年話題に上る成田山新勝寺。
1000年以上続く御護摩の火による祈祷を求めて、国中から参拝者が訪れます。
成田山での御護摩の始まりは、寛朝が平将門の乱を治めるために行った護摩供(ごまく)です。
朱雀(すざく)天皇の勅命を受けた寛朝は、弘法大師空海が「一万三礼」で彫った不動明王を携えて京から成田へ赴き、護摩木を
焚いて平和を祈りました。
戦が鎮まったのちも不動尊のお告げにより寛朝は帰京せず、成田山を開いたのが940年です。
江戸時代には、歌舞伎役者・初代市川團十郎が不動明王を題材に芝居をし、成田不動が庶民の評判を呼びます。
屋号の成田屋は、初代が子宝祈願をして長男を授かったことに由来するとか。江戸出開帳も人気を後押ししました。
成田山新勝寺ホームページ
https://www.naritasan.or.jp/