薬師寺

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薬師寺

1300年の時を隔てた新旧の2塔が並ぶ

 
薬師寺の東塔は、見かけは六重塔のような三重塔です。
各層に裳階(もこし)という庇(ひさし)がぐるりと付いているため、6階建てに見えるのです。
大小6つの屋根が織り成すバランスは絶妙で、その優美な姿は多くの人々を魅了してきました。
薬師寺は始め、天武天皇の皇后(のちの持統天皇) の病気平癒を祈り、680年に建立が発願されました。
 
平城遷都にあたり藤原京から現在の地へ移されますが、堂塔は新築されたという説が有力です。
東塔は730年に完成しています。
今までにたびたび倒壊や焼失に遭っているため、当時の建物は東塔が残るのみです。
 
本尊の薬師如来は白鳳時代に造られた国宝。日光・月光菩薩を脇侍に従えます。光背に七仏薬師が舞い、薬壷(やっこ)は持たない像容です。
 
薬師寺ホームページ
https://www.yakushiji.or.jp