瑞巌寺
波打つ瓦屋根が美しい本堂は、華やかな桃山建築
日本三景の一つ、松島にある瑞巌寺は伊達政宗の菩提寺です。
1604年、政宗が荒れ果てていた瑞巌寺の再建を始めました。
木材を熊野から取り寄せ、大工は京都や紀州より130名を招集。
瓦や彫刻についても一流の専門家を呼び、多額の資金を投じて造らせたそうです。
もともとは828年に慈覚大師円仁が関創した天台宗延福寺でした。
奥州藤原氏の庇護下にありましたが、藤原氏滅亡後は鎌倉幕府が管理。
鎌倉中期に臨済宗建長寺派円福寺へと変わり、安土桃山時代には妙心寺派に転派します。
そして、政宗が現在の瑞巌寺に名を改めました。
国宝である本堂は、装飾のない外観とは対照的に、内部に壮麗な金碧障壁画が広がります。
繊細な欄間(らんま)の彫刻も一見の価値ありです。
瑞巌寺ホームページ
https://www.zuiganji.or.jp