大山祇神社
源氏の国宝武具を所蔵する、神の島を護る古社
しまなみ海道が通る瀬戸内海の大三島に鎮座する、大山祇神社。
日本建国の神である大山積神を祀り、「日本総鎮守(ちんじゅ)」の号を朝廷から下賜(かし)されました。
大山祇神は本来山の神ですが、別名を和多志大神(わたしのおおかみ)とい
い、海の神でもあります。
2700年前、神武天皇の東征にあわせて、大山祇神の子孫・小千命(おちのみこと)、が大三島で鎮祭したのが起源といわれています。
源平合戦最後の壇ノ浦の戦いでは、伊予の豪族・河野氏が源氏を支援し勝利に導きましたが、河野氏が大山祇神社を信奉していたため、武将の崇敬を集めるようになりました。
数多くの甲冑や刀剣が奉納されており、国宝・重文指定の武具は全国の八割を占めるそうです。宝物館にある禽獣葡萄鏡(きんじゅうぶどうきょう)や、源義経や源頼朝の鎧は、特に注目の国宝です。
大山祇神社ホームページ
http://www.ooyamazumi.net